ハイパーかじゅ男がハイパーカジュアルゲームをやってみたお

ハイパーかじゅ男がハイパーカジュアルゲームをやってみたお

ハイパーカジュアルゲーム大好きハイパーカジュ男がちょっと考えさせられました

僕は日常的に本当に多くの方々をお話をさせていただいていて、

アプリ案件を扱っている代理店さんだったり、ツールベンダーさんやアプリマーケターさん、はたまたアプリ以外を多く扱っている代理店さんや個人デベロッパーさんなどいつもお世話になっておりまする。

 

その際にビジネスサイドの話をするのも好きなのですが(仕事だからね)いわゆるその人の"哲学"みたいな物に触れるとすごく刺激をもらいます。その度に”哲学”がある人って素敵だなーと感じているわけです、僕も哲学をしっかり持ちたいなーと。(おっぱいは好きです) どうしてもビジネスサイドだけの話になっちゃうと”数字”の面ではポジティブ何ですがこうなんか足りないなーとか思うわけです。

 

そんなこんなでありがたいことに個人デベロッパーさんとご飯に行く機会があり、その中でかなり哲学に触れることができたし、考えさせられたし、もうなんていうか胸いっぱい☆みたいな感じなのですがちょっと文字に残しておこうと思います。

 

1. 二刀流ってやっぱつええええ

このデベロッパーさん、かなり世界観のあるタイトルを多く産んでいらっしゃっていて、”センスの塊や”と勝手に思ってました(ごめんなさい)

ただ話を聞いていたところ、かなり”マーケ思考”がある方でした。

色んな所に足を運び”これが流行ってるんだ”みたいなのを感じて、対象になる人物にガンガン話聞いてその人達をつかもうとされてました。。。

いや、、すごいって、、、

クリエイターの方達って"良いもの作ったら良いんだ"って考えがかなり多いかと思うんですが”誰の物差し使ってる?”のバランス感覚がないと”売れない”んじゃないかと思うんですね正直。

そこの部分をしっかり実施されていて(しかもご自身で)、こりゃ強いわと。 よくよく聞いているとこのバランスが取れないでいなくなったプレイヤーをみてきたからねー なんて言われてたのであーもーさすがっす!って感じです。

ちなみに会社単位で見るとやれている所もあるかとは思うのですが、会社が大きければ大きいほど”企画者” ”調べる人” ”作り手”が分散されて、これらの橋渡しの間にバイアスがかかっちゃうんですがこれを一人で行なってらっしゃるので強いタイトルは生まれますよね!(スピード感、ダイナミックさを失うトレードオフあり)

みんながみんなこうしようよ!って話ではなく、複数軸をもつことって大切だなー、厚みが出るなーと痛感しました。たまにいるんですよね、この人何者や!みたいな人、そうゆう方って複数の思考軸みたいなのがある気がしていて。 僕の場合は何になることやら、、、探す旅に出ないとな、、、

 

2.広告は必要?なしで売れるのがベスト

"一番良いのは広告費を掛けないで売れること" 

これはすごいパンチラインでした、、、

広告関連にいる自分も正直そこは賛成です。ちなみに広告は世界を変えるっていうノリとか全くわからない派です。

とはいえ、広告って"必要悪"というかある意味”現実的”だなと。

本当に”良いもの”があったとした時、それって口コミで(費用0)広がって行くのがベストなのですが(そりゃ金かけたくないっすよ)、流石に2018年 ”アレとの違いって何や”みたいな話になっちゃうかと。

ビジネスである以上、儲かりそうな所には競合は必ず存在しどうしても”似たり寄ったり”になってしまうかと。 そこで頭一個出すために、”俺ここにいるよ!”って声をあげるために広告は存在するんじゃないかと。”うちの商品/サービスをみんなに知ってもらわないと売れなくね?飯食えなくね?”なので、手っ取り早くみんなに知ってもらうために広告費を払ってみんなに届けるのがいわゆる"広告"なのかと思うので。

もう少し飛躍して考えると”営業いらなくね?”みたいな話に近いよなーと。 良いもん作ってれば売れるっしょ!って言って営業が0の所ってあるんですかね?

”良い商品/サービス”があった場合、”そのうち”売れるかもしれないですがそれって、明日?来年?10年後? だとご飯をもりもり食べることができなくなってしまうので、その未来を近づけるためのコスト何だろーなぁと。

 

3. マネタイズの方法がもっとあった方がいい/アプリにアプリ広告って健全?

 ここからがハイパーカジュ男らしい内容になります(ブログの本筋に戻ってこれたお)

ハイパーカジュアルゲームって広告マネタイズ100%で収益をあげていくモデルなので、LTVに下回るように広告を出し続けるとチャリンチャリンしちゃう麻薬みたいなモデルなのですが、”アプリにアプリ広告って健全?”っていう疑問があり、”広告以外での収益モデル”は絶対にあった方が良いとのこと。 何を持って健全かは置いておいて、収益モデルは複数あった方が絶対的に良いですよね。 ハイパーカジュアルアプリにおける”広告収益モデル” に関しての文脈でも他のモデルも用意があればいいなーと。 

このモデル、安くユーザ仕入れて、ちょっと高く広告費稼いでるんですが

見方を変えると1. ”自分のユーザーを外にあげている” し2.”オタクの物件高くなりすぎじゃね”ってことが発生してるかと。1は文字通りで、ある意味肯定できて、3-4つの

ゲームを遊び回してる人が多いもんねと。

2の物件高騰は確実に始まっていて、CPMフロアーをかなり高く設定されているケースが増えてきてます。 ハイパーカジュアルゲーム(受け手)はやはりハイパーカジュアルゲーム(買手)とは相性良いので、多くの受け手の枠をハイパーカジュアル買手が買っているんですが、このまま高騰が続くとなかなか買えなくなっていきますよね。

イメージでいうとCPI許容単価はRPG系ゲームは高いのですがCVRが一律して低いです。その点ハイパーカジュアルはCPIは駄菓子屋さん状態なのですがCVRは高いです。特にハイパーカジュアルに対してのCVRは当然高いのでCPM換算するとハイパーカジュアルの圧勝なのでそこで売買が成立します。

しかしながら、限界値もありCPM2000円を超えてくるとかなりしんどいイメージです。特にマルチコールが主流になりつつあるのでCPMの高騰はどんどんしていくので、買手側は疲弊していきます。そうなると少しでも体力あるところはCPMを握ってみたりして、体力ない人たちは市場からお疲れ様して行ってしまうんじゃないかと。 まだCPMの握りは可愛い方で自分らのCPMが少しでもよく見えるように不当なことをしてくる所も出てきます。あれ、雲行き怪しいな、、、

 もっと進むとA社はあんまり効果よくなかったら止めたら調子よかったB社がだめなった、、、あ、これやってんな。。 っていう正直ものがバカをみるってこと起こりかねないってか起こってます。   なので、みんなCPMを無理に釣り上げることやめてください(切実)とはいえ、これも商売なので、これが嫌なら

1,CPM高い案件を持ってくる 

2.プロダクトで解決する(ヘッダービッティングオネシャス) しかないかと思われます。

と言ったポイントでまだまだ課題点もあるモデルなのでIAPや他のマネタイズポイントはあった方がいいように思えます。(クロスプロモって形で純広告として売るとか)

 

 

4. 同じ案件って見せたくない VS  複数回見せた方がCVする?

このデベロッパーさんが気にされてたのが”同じ案件ばかり見せたくない”とのこと。ユーザーからすると”他アプリも知れるチャンス”が”あ、もうこれお腹いっぱい”になっちゃうのが嫌だとのこと。

ただこれって、正直難しい。1つのネットワークで”複数回見せない”ってのはフリークエンシー等で管理できるのですが、"繋げているネットワーク全体において"同じ案件を見せないって今の仕組みだと難しい。

ADNWは基本的には”CPMがよくなるように”設計されてる性質と

”広告案件は複数のメディアを使える”ということから上記は発生しやすいっす。

ほとんどのネットワーク(特に外資)はCPI単価とCVRを基軸にして計算しているので、複数メディア上から配信される時点で案件被りはしちゃいます。

なので、各社ADNWがCPI,CVR+aでロジックを組むか

クリエイティブ専用のデータサーバーを立てて配信時には各ADNWがそれをとりに行き配信、そのデータはトラッキングツールに送られて(同一IDで管理など)するしかないかと。(レスポンス遅いし、今度はクリエイティブ入札みたいの必要じゃね?)などが必要になりますよねー。 なんて思ってたら

”繰り返しみてたらCVしちゃいません?”って話も。

基本的には広告初回接触から1日以内のインストと広告複数回接触からの割合って初回の方が高いんですが、これってLTVで見ると違うんですね、、、 ポイントは”なんどもみたからCVするためだけの良さが伝わる”とのことでもしそうだとしたらここも加味して見るのもありかもなーと。   また面白い話もあって、コンビニにおけるドミナント作戦も同じ心理、キャリアの犬を使ったCMもおなじで”何度も当てることに意味ある”という点。 このあたりは調べて見るのがいいかなーと思うのですが誰か教えてエロい人。

 

と言った感じで色々学ばせてもらえました。

とりあえず僕も哲学持てるように頑張りたいでゲス。