ハイパーカジュアルゲーム好きなハイパーかじゅ男がちょっとなんかいってるよの巻
ハイパーかじゅ男が久しぶりに書きます。
ありがたいことに"見てます"とか"勉強になります"とか"もっと更新しろよカス"とかいただいて本当に嬉しいです、嘘ですプレッシャーです。
昨今のハイパーカジュアルゲームのトレンド感も相まって(本当にまだトレンド??)
"ハイパーカジュアルゲームやろうと思ってるので相談乗ってください" などいただくのですが、、その、、なんて言うか、、、
ちなみに感覚値ですが世の中には2パターンがいるそうで
感覚でホームランを打てる人<- こういった人はそもそもこのクソみたいなの読んでないです
分析してヒットを打つ人<-きっとあなたはこっちです。
ということでこれをよく読んで欲しいのは
1.規模少数2-3人程度
2.儲かってるって聞いたからやりたい
3.広告?? よーわからん
って人向けで
ハイパーカジュアルゲームってめちゃめちゃビジネス何やで?
っていう話です。
1. VooDoo意識してます問題
これかなり多いです。
A: ハイパーカジュアルやろうと思ってます!
私:どういった系ですか?
A: VooDooさん系です!
みたいな会話、8万回ぐらいしてます。もう勘弁してください。
いいですか?まずあなたとVooDooは比べるべきではありません。
そもそもVooDooは"ゲーム"の色よりも"ビジネス"が圧倒的に強いです。
ハイパーカジュアルって、シンプルで開発費かからなくて、隙間時間で遊べて、、、みたいな文脈があるせいか誰でも簡単にトライできてかつ金になる みたいな話ぶりをよくされてますがそんなこと一ミリもないです。
VooDooはまず
1.イケてそうなアプリを見つけて (パブリッシャー開拓)
2.口説いて(交渉)
3.売り物になるまで育て (LTV改善など)
4.売る(広告クリエイティブ、出稿とチューニング)
行ってます。
あなたはこれ、できますか???
たったの2-3人でできますか???
この1のがあなた自身になるのですがそもそもVooDooに声がかかるようなアプリ作れますか?その上でVooDoo以上のビジネスパフォーマンス出せますか?
一旦ここからよく考えるべきです。
VooDooで括るのではなくそのゲームの開発元をよく学んでください。
またVooDoo意識しているパターンで付いてくるのが"グローバル"ってワードですが、
グローバルで成功したいプレイヤーはかなりいます。
当たり前なんですが日本のアプリ市場よりも競合多いですよ??
そのプレイヤーに勝てるネタは何でしょうか?そこを目指す理由はありますか?
例えば韓国でトップ、インドネシアでトップを取れればそれで良かったりしませんか?
そもそもトップなんて入らなくてよくて200位でも十分じゃないですか?
もしあなたの発想が
"ハイパーカジュアルはグローバル狙える、かっこいい!かなり儲かるし!"
みたいな発想だったらやめた方がいいです。
ちなみに敢えて文字依存させたカジュアルゲームは意外とプレイヤーが少ないって知ってますか?
2.いろんな人に話聞いてます問題
無駄です。特にネットワーク事業者にばかり相談してるかたはかなりやばいです。
ネットワーク事業者は広告技術を使ってAPRUを高めることにおいてはプロの"提案"はできますが、それ以上に注力することは当然あります。
またネットワーク系は結局はそこでお金にしたいので調子のいいこといっぱい言います。
すごくよく考えて欲しいのがハイパーカジュアルは儲かるよ!って言い出したの誰でしょう???VooDooがいうわけないんです。そういったプレイヤーが増えて喜ぶところが騒いでるので、そこはよく見極めましょう。
また巷でネットワーク系がアプリのコンサルみたいのもやってるって話聞いたこともありますが大したことないと思います。作ってる経験数が違うというか結局のところ作成段階においては素人なので。(中にはそうじゃない人はいると思いますが)
それと成功事例を聞いても特に意味ないと思います。基本的な部分はネットで拾って、例えばKPI感は直接聞いてみるのもいいかもしれないですが、その数字参考になる?っていうの忘れないでくださいね。Helix JumpのKPI聞いてもあなたがio系作ってたらそれ間違ったサイズのTシャツ試着しているのと一緒です。
なのでまずはたくさん作る!を心がけてください。
3.キャッシュ問題
広告出稿は投資とは本当によく言えた話で本当に投資です。
莫大は出稿費をかけてユーザーを獲得して多少の利ざやをたくさんの人から稼ぐのがハイパーカジュアルのモデルなのでそもそもキャッシュが潤沢でないと無理です。
多くの広告キャッシュサイクルが支払いnet30、ペイアウトがnet45が多いんです。
この15日間、キャッシュがないときついですよー?また中途半端な金額では諭吉全員が帰らぬ人になるので予算確保に一定の手順が、とかそうゆう次元だと話にならないです。数字が合う限りアクセルふみ続けるどころかアクセルに重石乗っけて置けないとしんどいです。
あなたが憧れているUSランキング1位とるのにいくらの出稿が必要か考えたことありますか?どっかで聞いた話だと億単位です。 あれ、全然その辺ハイパーカジュアルじゃなくねー?ってなりません?
と、ここまではちょっと今更ハイパーカジュアルやろうとしている人たちを否定しました。
といっても僕自身ハイパーカジュアルゲームが好きなので増えていって欲しいです。
で、増えるには単純に作り手が儲かること、ひいては継続的にリリースできることが大事かと思ってます。
なのでアメリカンドリーム って感じの話じゃなくて
本気でヒットちょこちょこ打ってこうって考えた時に取れるアクションはこんなとこかなーって思ったので書いておきますね。
1.ジャンルを絞る
ざっと考えた時にハイパーカジュアルといっても種類があるかと思います。
io系、パズル系、アクション系、放置系。
例えばio系はバイラルしやすい、放置は動画クリエイティブでプレイアブルがはまらない とか特性があります。
またパズルは広告クリエイティブに幅を持たせやすい、アクションはMom vs Dadが多いとか そもそも放置系って空いてない?とか
またアクション系でもいわゆるだらだらやれる系、ステージ系 とか
分析できる点はたくさんあるかと思います。なので自分のチームの可能範囲?みたいなものをなるべくゲームから遠いところから考えて、動画クリエイティブを作るのは難しい(=CVRが高く出せなそう)だからCPIが高くなる-> だからLTVを高める必要がある。けど物理演算系はちょっとハードル高そう-> じゃあ放置系にする?
みたいなビジネスサイドから見て分解してみるといいと思います。
また人数も少ないので先に絞ることで分析範囲を削ろうっていう感じです。
2. パートナー企業を想定しておく/探す
VooDoo,Lion Studioなどが行っていることですがやはり彼らと組むメリットはあります。 彼らは広告周りを熟知しているので要はビジネス周りは任せることができます(少なくても大抵の"ハイパーカジュアルやりたい"って人よりかは知ってます。) ので彼らに任せつつその手法を盗みましょう。 一番はメリットは彼らはお金持ってるので、要はパパ活です。パパ活しましょう。
またCheetah Mobile, JoyPac、Yodo1など中国系パートナーの選択肢もあり、というかかなり選択肢はあるのでそういったところで一番条件の合いそうなところと組むのはいいんじゃないでしょうか。(ちなみに最近中国系が日本でもうまくいってる感あるので気が向いたら今度書くお)
プラスでいわゆるハイパーカジュアルの定義を作ったVooDooを考えているならミニマルなデザインで、なんていうかボールが弾むだけな感じ、Lion Studioならキャラが立っている感じ、JoyPacならストーリー性があって何やねんこれみたいなのは合いそうだなー みたいな出口戦略を描いておくのも良いかもです。
3. Voodoo-ishを高める
voodoo-ishって造語さっき閃いたので書きました。なんか響きいいので使ってください。このアプリVoodoo-ish足りなくね?みたいな。
ここにきて180°違うこと言いますがw 徹底的にVooDooパクる(正しくはVooDooが出してるxxxを徹底的に)っていうのも1つやり方だと思います。 ハイパーカジュアルゲームって基本的には真新しいゲームって存在しないです。ほぼ出尽くしたんじゃないかとも思えるのですが、焼き増しがかなりきくんです(何かとは言わないですが最近日本のランキングでも完全にパクリやんってのありますね)。またこれ獲得面でも収益面でもかなり助けてくれます。獲得面は"あ、これどっかで見た!" "xxxと似てる!"っていう心理でインストールのハードルが下がっているんですね。また収益面でもxxxを模範したアプリはxxxの時に表示されていた案件が出やすいのである程度収益予測もしやすいです。
なので、VooDooと間違えられたらもうほぼ勝ちです、頑張ってください。
総括として何が結局言いたかったというと
ハイパーカジュアルで勝つのは並大抵の努力じゃないです。
下手したらポテンヒットを打つのもソシャゲ系よりむずいです。
ソシャゲはある程度お金あればIPと組めばポテンヒットは取りやすいんですが
ハイパーカジュアルゲームはある程度お金使ってもポテンも打てないです、サード語呂が限界です。
まずはそういった世界観であることを認識してもらい
あなたが天才でない限りは圧倒的に分析+模倣、というかパクリを本気でやらないと勝てないので頑張ってくださいという話でした。
あ、ここだけの話広告周りは結構融通聞かせる方法があるので本気でハイパーカジュアルゲームで勝ちたい人はしっかり分析と作り込みやれば以前よりはハードルは下がってるかもなので頑張ってください。